10個目の星へのリスタート / 2018/07/28 vs鹿島

お疲れ様です。

 


前回の投稿から時間が空いた。物事、癖って大切で、一度止まるとまた仕切り直すのに結構踏ん張らないといけないものです。

 


前回の投稿では、ただのサンドバッグと化したガンバ大阪トップチームの窮状を憂いていた。個人頼みの攻撃と守備、組織的なプレーは一切なく偶然に頼ったサッカーに終始していたガンバのトップチームはもう見るに耐えないと。

 


その後もいくつか試合はあった。一通り、全部見ていた。偶然の力で勝った試合も、大学生相手になす術なく完敗した試合もあった。勝っても負けても心から溢れ出るものは特になかった。ただ偶然に頼って結果待ち。良い結果でも『このままじゃ、未来はないな』悪い結果だと『そりゃそうだよね』と思うことの繰り返し。

 


未来のために負けて欲しいと思いながら、大切なクラブチームのホームゲームに足を運ぶのはただ苦行だった。

 


2018年7月23日月曜日の夕方。仕事中席を離れ、少し休もうとスマートフォンを手に取った。Twitterを開いたら、ガンバ大阪の監督が解任され、新たな監督として宮本恒靖が就任していた。

 


いつかこの報せが来るのだろうと、内心数ヶ月前から覚悟していた。それが正しい道なのだろうと理解もしていた。それでも、動揺した。

 


『前任監督への憎しみ』

『2ヶ月前に交代していれば、やれたことが沢山あってその時間を無駄にしたガンバ大阪の経営幹部、強化担当者への怒り』

『これからの未来が悪い結果になるかもしれないその時どうするんだという不安』

『これで、ガンバ大阪のことを改めて心の底から応援できるはずだという安堵』

 


これ以外にも色んな感情に溢れてたと思う。少し休んでまた仕切り直そうとオフィスに戻ったけど、もう手に付かなかったのでその日は早々に切り上げた気がする。それなりに動揺させる報せだった。

 

 

 

7月28日土曜日夕方。清々しい気持ちでパナソニックスタジアムに歩いていく喜びを味わった。

 


到着する頃には、監督、選手を乗せたバスを迎えるサポーターで溢れてた。

 


もう、あの日はそれだけで良かったのかもしれない。

 


ピッチでプレーするガンバの選手たちも、3日間で叩き込んだチームの規律をなんとか実践しようと全力なのが伝わってきた。攻守において数的不利が当たり前だったチームが、少しずつ変わって、数的優位の局面を作れるようになっていた。

短時間でチームを再構築して勝てるチームになれるかは分からないけど、とにかく応援しよう。そう思えただけで幸せだった。

 


宮本恒靖について、あれこれ語り出したらキリがないのだけど、

 


宮本恒靖がきっかけでサッカーを好きになった人

宮本恒靖がきっかけでガンバ大阪を好きになった人がたくさんいる。

そのおかげで本当に色んな出会いがあったことは想像に難くない。だから、今もガンバ大阪はサポーターがたくさんいる。

 


宮本恒靖ガンバ大阪ユースに入団し、

宮本恒靖ガンバ大阪でプロとなり、

年代別日本代表でキャプテンを務めたことがガンバ大阪にとってどれだけ後進に影響与え、切り開いた道は他のどのクラブも開いていない道な気がする。

 


宮本恒靖ガンバ大阪でプレーしていた若い頃を私は知らない。

きっと宮本恒靖は色んなことに耐えてきたと思う。

だから宮本恒靖ガンバ大阪でたくさんの心強い仲間と出会えたんだと思う。

松代直樹藤ヶ谷陽介實好礼忠山口智遠藤保仁二川孝広橋本英郎大黒将志...挙げ出したらきりがないけど、2005年の冬、等々力で宮本恒靖が流した涙は彼が切り拓いてきた色んなことのご褒美、一つ目の星だったのだと思う。あの涙が無かったら今のガンバ大阪はどうなってたのかわからない。

 


宮本恒靖ガンバ大阪を離れてから、彼は色んなことを学んで、色んな選択肢がある中から、ガンバ大阪に帰ってきてくれた。もしかしたら帰ってこない。いや、帰ってこないのがあたりまえかもしれなかったのに。

 


これから、12月上旬まで、ガンバ大阪宮本恒靖にとって一番タフな時間になるだろう。だからこそ、サポートしようと思う。2018年の試練を乗り越えたいと思う。そして、胸に光る10個目の星は宮本恒靖とともに勝ち取ったものだと言える日が来ることを心の底から願い、期待したい。

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