宮本監督 就任直後の6連戦 / 2018/08/19 vs仙台

お疲れ様です。

宮本恒靖監督就任から6試合、6連戦が終わりました。試合間隔は3日もしくは4日というスケジュール、そのための準備期間は3日間。鬼の所業としか言えない困難な状況だった。

個人的にはなんとか試合数と同じだけの勝ち点を拾えればと思っていたので、1勝3分2敗で勝ち点6、11位の清水エスパルスまで勝ち点差7で現在を迎えられているのは及第点じゃないかと思う。

 

ポジティブな要素を振り返る。

全試合でゴールを奪えていること

6試合中5試合で先制点を奪えていること

ゴールを奪う形はなんとなく見えてきたこと

M-T-Mのサイクルの中で課題に対してチームとして対策し、チーム作りに取り組めるようになったこと

ファンウィジョ、初瀬亮、今野泰幸など、主力級のクラスの選手が抜けた中でもそれなりに戦えていること

渡邉千真小野瀬康介が戦力になってくれそうなこと

高宇洋、一美和成、高江麗央がJ1でも通用しそうな匂いがしてきたこと

 

ネガティブな要素を振り返る

宮本監督就任まで1年間まるでチームとしての成長を促すトレーニングができていないこと

それに伴い、チームとしての全く土台なしの状態でここからどれだけ積み上げられるかわからないこと

ゲーム体力の不足による試合終盤の疲労がすごいことと混乱や動揺を招いてしまうこと

宮本恒靖監督含めたスタッフの経験不足

とにかく時間が足りないこと

ざっと思いついただけで、こんな感じの要素が今のガンバ大阪には思いあたる。

 

ベガルタ仙台戦は、付け焼き刃で戦ってきたボロがモロに出て、ネガティブな要素がたくさん出てしまった試合だ。

なんとか前半は主導権を握りかけるけど、後半に止まってしまって、みんながバラバラになっちゃう。だから、選手それぞれが持っている悪いところがどんどん出てきてしまう。

ピッチ上でいろんな課題が出ていて、全ての課題を後半のうちに解決して勝利するには交代枠が3じゃ足りない。そもそもそれは短期的な解決で、もっと根本的にチームとしての基礎がないから、思考停止や慌てたプレー、悪い癖の表出に繋がっているのだと感じたのがベガルタ仙台戦。

 

これから、リーグ戦での中3~4日の連戦は無くなるので、試合と試合の間の準備期間は取れるようになる。試合間隔が短くて取り組めなかったトレーニングにも取り組めるだろう。

前述したポジティブな要素はもっと高めていかないといけないし、ネガティブな要素は今季中に解決できないものもあるし、解決できるものもあるので、解決できることはとにかく色んな手段を使って解決しないといけない。

 

この6連戦ってなんだったんだろう。宮本監督たちにとっての夏合宿のようなものだったのかもしれない。たくさん試合をして、課題をたくさん出していって、これからの終盤戦に向けて何をするべきかを炙り出すための。

ここからガンバ大阪のトップチームがJ1残留に向けて必要なことは無いものを悔やむことではなく、今ある課題に向き合って立ち向かうことだと思う。

こんな時期だけど、解決しなきゃいけない具体的な課題があることと課題を解決した先に伸びしろがあることをポジティブにとらえよう。

 

仙台vsG大阪の試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ:2018年8月19日):Jリーグ.jp

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